15年来の仲間が教えてくれた、 変わらないいつも通りという温かさ。

15年来の仲間が教えてくれた、 変わらないいつも通りという温かさ。

30代の頃にある団体で出会って以来、ともに活動しながら時間を重ねてきた大切な仲間たちが、私の誕生日を祝ってくれました。珍しくお酒を口にし、少しほろ酔いになりながら、仲間たちと過ごせる幸せをしみじみと感じていました。

病室に、何度も足を運んでくれた

これまでに何度も手術を経験し、入退院を繰り返してきました。病室のベッドで天井を見上げているとき、何度も足を運んでくれたのが彼らです。

いつも通りでいてくれることの救い

彼らの何が嬉しかったかというと、私ががんだからといって、特別な空気感を出さないところでした。腫れ物に触るような扱いをするわけでもなく、同情するでもなく、本当にいつも通りのトーンで接してくれる。それがどれだけ救いになったか分かりません。

ランチに誘い出してくれた、あの時間

長期の自宅療養中、気持ちが内側に向き、家に引きこもりがちになっていた時期もありました。そんなときも、彼らは何度もランチに誘い出してくれました。外の空気を吸い、他愛のない話で笑う。その時間が、社会とのつながりを取り戻させてくれました。

病気になったとき、周りが変わらずにいてくれることは、何よりの安心になります。

大人になってから、何でも話せてフラットでいられる人間関係を築くのは、決して簡単なことではありません。気の置けない仲間がいることの心強さと温かさを、改めて噛み締めた誕生日でした。明日もまた、目の前の人とのつながりを大切に、一歩ずつ進んでいきます。

講演家  ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦