その選択を、踏みにじる権利は 誰にもない。

その選択を、踏みにじる権利は 誰にもない。

今朝もいつものように、Threadsで自分の経験や考えを投稿しました。その中で、ある方がこんなコメントを残してくださいました。

勇気を振り絞った、一つの決断

「私も抗がん剤をやめる選択をしました。どうなるかわからないけれど、自分で決めた道を信じて進みます。」

その一文を読んで、この方がどれほど悩み、苦しみ、勇気を振り絞って決断されたのかが伝わってきました。私も同じように、人生を左右する選択をしてきたからです。

その言葉だけは、許せなかった

ところが、その方に対してこんなコメントが書き込まれていました。

「そのまま癌で他界した方が日本の為になったのに残念。」

喫茶店でコメントの返信をしていましたが、その言葉を見た瞬間、怒りが込み上げました。いろいろなコメントを見てきて、自分は少し強くなったと思っていました。でも、この言葉だけは本当に許せませんでした。

それでも、憎しみに支配されないために

一方で、あれほど人を傷つける言葉を書いてしまうほど、その人自身も何かに追い詰められているのかもしれない、とも思いました。本当のことは分かりません。でも、そう考えた方が、自分まで憎しみに支配されずに済む気がしたのです。

治療の選択は人それぞれです。十分に悩み、情報を集め、納得した上で自分の人生を選ぶ。その選択を、他人が踏みにじる権利は誰にもありません。

病気と向き合っている方も、そのご家族も、今日も懸命に生きています。どうか、人を傷つける言葉ではなく、人を支える言葉が増えてほしい。今日は、心からそう願いました。

講演家  ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦