いつか死ぬではなく、いつでも死ぬから始まる、 今この瞬間の生き方。

いつか死ぬではなく、いつでも死ぬから始まる、 今この瞬間の生き方。
8月に入り、夏もいよいよ本番を迎えています。 連日のように厳しい猛暑が続いておりますが、みなさま体調など崩されていませんでしょうか。適度な休憩と水分補給を心がけ、どうかご自愛くださいね。さて、新しい月のスタートにあたり、今日は少し命の時間についてお話ししたいと思います。
人はいつか死ぬとよく言われます。でも私は、自分自身の経験や身近な人との別れを通じて、少し違う捉え方をするようになりました。人はいつかではなく、いつでも死ぬ可能性があるのだということです。
死が、すぐ目の前に迫っていた
私は過去に余命半年の宣告を受けました。その時に利用したのが、死亡保険金の一部を生前に受け取れるリビング・ニーズ特約です。この制度を自ら受給した瞬間、死という現実がすぐ目の前に迫っていることを痛感しました。
昨日まであった日常が、一瞬にして
好きだった同世代の叔母が胃がんと診断されてわずか1年で旅立ったこと、数時間前まで普通に連絡を取り合っていた先輩や友人が突然亡くなったこともあります。昨日まで当たり前にあった日常が、一瞬にして奪われてしまう厳しい現実を、何度も目の当たりにしてきました。
私たちは決して約束された未来を生きているわけではありません。だからこそ、悲観するのではなく今、ここにあるこの瞬間をどれだけ大切にできるかが重要なのだと思います。
今日という一日をどう過ごすか、目の前の人にどんな言葉をかけるか。いつでも終わりが来るかもしれないからこそ、今の時間を丁寧に重ねていきたいものです。
講演家 ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦
©︎ 2026 Nina Hidehiko