75パーセントの自分で、どう生きるか。

75パーセントの自分で、どう生きるか。

新名秀彦  |  2026年4月

新年度が始まってしばらく経ち、周囲のバタバタした空気も少し落ち着いてきました。街の緑が急に濃くなって、視界が明るくなるこの時期の空気は、嫌いじゃありません。というか、好きです笑。

バッテリー交換、決意するまで

今日、使い始めて2年半になるiPhoneをショップへ持っていきました。バッテリーの最大容量が75パーセント。朝、家を出る時には100パーセントでも、夕方にはもう充電が必要な状態。公共交通機関での移動が中心の日は充電器は必須でした。夏に国外に行く予定もあり、予備の充電器を持ち歩くのも面倒になり、初めてバッテリー交換をすることに決めたわけです。

店員さんに預けて1時間。戻ってきたスマホは見た目は何も変わりませんが、中身がリフレッシュされたというだけで、妙に安心感があるものです。

2年半という、同じ時間

この2年半、入院と退院を繰り返し、手術も含めてさまざまな経験をしてきました。
病室によってはWi-Fiの電波が弱いこともあり、そのたびにテザリングが大活躍してくれました。

50代になり、病気を経験してからは、自分の体力もこのバッテリーと同じだなと感じることが増えました。昔のように無茶はできない。無理をすれば、翌日にはがくんと残量が減っている。情けないなと思う日も正直ありますが、それが今の僕のリアルな容量なのだと思います。

講演家として伝えたいこと

講演家としてマイクを持たせていただく時、僕が伝えたいのは、奇跡の生還といったキラキラした話だけではありません。75パーセントしか残っていない日をどうやり過ごすか。無理に100パーセントに見せかけようとして、空回りしていないか。そんな、カッコ悪い部分も含めた命の使い道です。

すり減った分を認める

新品のバッテリーになったスマホを眺めながら、自分自身のメンテナンスについても考えさせられました。すり減った分を認め、適切にケアをする。そうやって、また明日からボチボチやっていこう。

講演家  ニーナヒデヒコ

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