治療のチーム、そのリーダーは誰ですか?

治療のチーム、そのリーダーは誰ですか?

がんと闘うチームのリーダーは、誰でしょうか?主治医の先生や看護師さん、そして支えてくれる家族や友人。たくさんの人が関わってくれますが、そのチームの本当のリーダーは、他の誰でもない自分自身だと私は思っています。

同意書は、命への決断

治療を始めるとき、私たちは必ず同意書にサインをします。それは単なる書類の手続きではなく、自分の命と人生に対する決断です。医師は治療法を提案してくれますが、最後の決定を下し、その結果と向き合っていくのは患者自身なのです。

病院で出会った、ある言葉

病院で目にした医者にかかる10箇条という紙に、こんな言葉がありました。

「あなたが命の主人公 体の責任者」

まさにその通りだなと、深く頷きました。

一切の隠し事なく、事実を伝えてほしい

納得して治療を選ぶために、私はこれまで主治医の先生方に一つだけ、ずっと同じお願いをしてきました。どんな状況になっても、一切の隠し事なく事実を伝えてほしい、ということです。自分の状態を正しく把握していなければ、本当に納得のいく選択はできません。そして何より、先生や家族が自分に嘘をついているのではないかと疑いながら過ごすストレスをなくしたかったからです。先生方はいつもストレートに、誠実に向き合ってくれました。

受け身にならず、自分から訊ねる

わからないことは、わかるまで繰り返し質問していいんです。受け身になるのではなく、こういう治療はどうですか、どこを目的としていますか?と自分から訊ねてみる。主治医は、あなたの人生を共に走ってくれる大切なパートナーです。

人生のハンドルを人に預けないこと。自分で悩み、決めた選択だからこそ、人は前を向いて歩き出せるのだと感じています。

講演家  ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦