余命半年を告げられた瞬間の静寂。

余命半年を告げられた瞬間の静寂。
音が消えた、診察室
医師から余命は半年ですと告げられたとき、頭の中が真っ白になりました。恐怖で体が震えるというよりも、診察室のあらゆる音がすっと遠のいていく感覚でした。宣告された瞬間、私の世界からすべての音が消えたのです。まるで分厚いガラスの向こう側に世界が切り離されてしまったかのような、異様な静けさでした。何かを考える余裕など全くありません。ただ、自分の呼吸が浅くなっていることだけをぼんやりと感じていました。あの日の私は前を向くどころか、息をしているだけで精一杯だったのだと思います。
ショックを受けるのは、ごく自然な反応
告知を受けた直後は、誰もが冷静ではいられなくなります。ショックを受けるのも、頭が真っ白になるのも、人としてごく自然な反応です。無理に気丈に振る舞う必要もなければ、その場ですぐに前を向こうと焦る必要もありません。
心が大きく揺れたときは、まずはそのままの感情を受け止めて、立ち止まってみる。あー今自分はこう感じているんだなと。答えを急がずに一度息を整えるだけでも、心を守るための大切な時間になると思います。
講演家 ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦
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