どうしたらいいから、こうしたいへ。

どうしたらいいから、こうしたいへ。

夏至を過ぎて、日中の明るさが長く残るようになってきましたね。6月下旬の空気は重く湿っているが、時折差し込む日差しには確かな夏の強さを感じる。がんサバイバーとして生きる中で、幾度となく大きな選択を迫られてきました。

「どうしたらいい?」という逃げ道

いつも家族にすべてを委ねていたわけではない。けれど振り返れば、ときには無意識のうちに判断を委ねるような問いかけを家族に投げていた。「どう思う?」。自分がどうすべきか分からないとき、あるいは決断を下すことの怖さから、私はきっと逃げていたのだ。どこかで、誰かに選んでもらうことができれば、心が少しでも楽になれる。そんな甘えや弱さが、心の奥底にあったのだろう。

人のせいにしてしまう、一番の弱さ

しかし、その逃げ道は、大切な家族に重い決断を無理やり背負わせることに他ならなかった。そして何より恐ろしいのは、決断から逃げてしまうと、もし悪い結果が出たときに、どうしても、あの人が言ったからと人のせいにしてしまうことだ。

それは、自分の人生に対する責任を放棄する、一番の弱さだと思う。

こうしたいと伝える強さ

どんなに苦しくても、どんなに怖くても、最後は自分の意志で、こうしたいと伝える強さと覚悟を持たなければならない。それが、結果を共に受け止めてくれる家族に対する、本当の優しさなのだと気づいた。

講演家としての活動でも、一人の人間・新名秀彦はこの選択の重さとその先にある絆について話している。がん患者だけでなく、誰もが直面する日々の選択に重なる部分があるからだ。

講演家  ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦


YouTubeはこちら