頼れる背中があるということ。

頼れる背中があるということ。

梅雨の気配が少しずつ近づき、湿り気を帯びた風がそよぐ季節になりました。先日、新入社員の頃からずっとお世話になっている先輩、杉村祐紀さんのオフィスを訪ね、株式会社SeedSのインタビューを受けました。杉村さんは、かつてMDRTメットライフ会の会長を務められた、私にとって遥か先を走る大先輩です。

本質を、辛抱強く伝え続けてくれた

入社したての頃、売り方ややり方ばかりを追い求める私に対して、杉村さんは仕事への向き合い方や心構えを根気よく伝え続けてくれました。でも早く結果を出したい私は、目先のテクニックばかりを聞き返してしまう。なぜ心構えが大切なのかを、分かろうともしていなかったのでしょう。それでも、しつこく質問を繰り返す私を突き放すことなく、大切な本質を辛抱強く伝え続けてくれました。

人生の分岐点に、いつもこの先輩がいた

私の母ががんを患ったときにも、親身になって相談に乗ってくれました。その後、私自身ががんと診断されてからも、母の看病時の経験や先輩の教えが大きな指標となり、自分の命を繋ぐ決断を支えてくれました。私の人生の分岐点には、いつもこの先輩の存在がありました。

今では大切な、笑い話

余命半年と宣告されリビングニーズ特約を受給したときも、脳に転移して8個目のがんができたときも報告し、何度も力になってもらいました。当時始めたばかりの『YouTubeの名前を8つのがんを持つ男』に変えるべきかと真剣に相談したところ

「相談のポイントがわからない」と言われました。今では大切な笑い話です。どんなにみっともない姿を見せても、変わらずに聞き続けてくれる。その安心感に、私は何度も救われました。

伴走してくれる存在がいるから、立ち上がれる

人は一人では、大きな逆境を乗り越えられません。暗闇の中で伴走してくれる存在がいるからこそ、迷いながらも再び自分の足で立ち上がれるのだと思います。講演家ニーナヒデヒコとして、講演の場でも、病気や人生の経験を通じて私自身が感じてきたことをお伝えしています。

一人の人間・新名秀彦として、がんサバイバーとしての今があること、そして心から信頼できる背中があることへの感謝を胸に、今日も一歩を丁寧に歩んでいきます。

講演家  ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦