9月1日は大腸がん検査の日。自覚症状が出る前に、自分の意志で選ぶ検査。

9月1日は大腸がん検査の日。自覚症状が出る前に、自分の意志で選ぶ検査。

9月はがん征圧月間。そして9月1日は大腸がん検査の日です。この時期になると、自分ががんと告知された39歳の春の出来事を鮮明に思い出します。

毎年検査を受けていたのに、なぜ

当時、私は外資系生命保険会社で営業として働き、毎年会社の健康診断で便潜血検査を受けていました。健康には自信があり、検査で異常を指摘されたことも一度もありませんでした。ところがある日、突然の激痛に襲われて救急搬送。検査の結果、大腸にできた腫瘍が腸を塞ぎ腸閉塞を起こしていたのです。診断は、大腸がんステージ3B。毎年検査を受けていたのになぜ見つけられなかったのか。手術を担当してくれた先生から言われた言葉は、今でも心に残っています。

「便潜血検査は手軽で大切なスクリーニングですが、目視で確認できる大腸カメラ検査が確実です。一定の年齢になったら内視鏡検査を受けたほうがいい。」

便潜血検査と内視鏡検査、何が違うのか

公費や会社の定期健診で行われる大腸がん検診は、40代以降も基本的に便潜血検査が中心です。便潜血などの検診で見つかった場合の約6割はステージ1などの早期発見につながると言われていますが、自覚症状が出てから病院を受診した場合、約8割がステージ2以上の進行がんというデータもあります。直接カメラで腸内を見る内視鏡検査であれば、がん化する前の小さなポリープや早期の病変を見つけ、その場で切除することも可能です。

病気になってから後悔しても、過去の時間は戻せません。節目となる年齢を迎えたとき、用意された枠組みだけに頼るのではなく、自分の意志で一歩進んだ大腸カメラ検査を選んでみる。自分の体を守るための選択として、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

講演家  ニーナヒデヒコ
本名 新名秀彦