乗れないと言われてから始まった、空港での大逆転劇。

乗れないと言われてから始まった、空港での大逆転劇。
韓国2日目。いよいよシドニーでの講演に向けて出発する日。前泊していた韓国の仁川空港から、大韓航空の夜便に乗ってオーストラリアへ向かう予定でした。
完璧な段取り……のはずだった
日本以外の国から別の国へ出国するという手続きが、人生で初めての経験。何が起きるか分からないので、用心して出発の3時間前には空港に到着していました。ここまでは完璧な段取りでした(笑)。ところが、自動チェックイン機にパスポートをかざしてもエラーが出る。何度やり直しても画面が進みません。ヘルプデスクへ案内されて調べてもらったところ、スタッフさんから笑顔で一言。まだ2時間半前だから早すぎるだけですよ、と。完全に僕のフライングでした(笑)。韓国語はさっぱり分からないので、スマホの翻訳アプリを片手に必死でやり取りしながら、ひとまず時間を潰すことに。

1時間半前、またしても無情のエラー
満を持して再チャレンジしたものの、またしても無情のエラー。係の人に手伝ってもらってもダメ。再びヘルプデスクへ逆戻りです。ついに日本語が少し話せるスタッフさんまで駆けつけてくれて、オーストラリアのビザは取れていますかと聞かれました。もちろん事前に申請して取ってあります。イエスと力強く答えたものの、機械は頑なにエラーを吐き出し続け、ついに手続きができていない、今日は飛行機に乗れないと告げられました。いやいやいや、ちょっと待って(笑)。さすがの僕もこれには本気で焦りました。
4人のスタッフが、大捜索を始まった

気がつけばスタッフさんが4人も集まってくれて、パソコンをカタカタ叩きながら大捜索が始まりました。原因を追究してもらった結果、驚きの事実が判明します。もともと大会側が22日発の便を手配してくれていたのですが、日程を21日発に変更した際、なぜかシステム上でダブルブッキングのような状態になっており、22日の予約データが生きていたために21日のeチケットとぶつかってエラーを起こしていたのです。無事に今日の便に乗れることが判明した瞬間、集まってくれたスタッフさんたちと自然にハイタッチからの拍手が沸き起こりました(笑)。
異国の地で言葉が通じない中、4人ものスタッフさんが親身になって動いてくれた。いざという瀬戸際では、人と人との生身のコミュニケーションに勝るものはないなと、空港のカウンターでしみじみ実感しました。
そんなドタバタを乗り越え、機内に乗り込んで泥のように眠り、目が覚めたら無事にシドニーでした(笑)。ここから始まるシドニーでの日々を全力で楽しもうと思いました。
©︎ 2026 Nina Hidehiko